ナノインデンター

Nano Indenter System

燃料電池システムの電解質膜における細かい領域(リブ・チャネル接触 領域)をMEA断面方向から力学物性の分析が出来る。

用 途

電解質膜の深さ方向(表面からバルク)の力学物性評価

原 理

材料表面に圧子を押し込みと同時に、振幅を重畳して圧子の接触剛性と接触深さから材料 の機械特性を評価できる。

装 置

特 長

・数十マイクロンの面積または電解質膜
断面の測定が出来る
→燃料電池の劣化膜におけるクラッ ク及び
ピンホール周辺での機械的特性の解析が可能

仕 様

Nano Indenter G200
最大荷重:500mN
荷重分解能:50nN
最大押込み深さ:>500μm
変位分解能:<0.01nm
サンプル面積:100×100 mm
位置精度:1μm
連続剛性測定システム(CSM)付

活用事例

MEAのOCV試験による構造変化

 

MEAの電解質膜の結晶・アモルファス構造と電極触媒の白金担持カーボンのカーボン粒子と白金微粒子の 構造を非破壊で解析できる。