核磁気共鳴分光計(NMR)

Nuclear Magnetic Resonance Spectrometer

燃料電池の電解質膜の化学構造の解析や水の自己拡散係数の測定ができる。

用 途

分子構造、分子間相互作用、化学平衡などの解析分子の自己拡散係数測定

原 理

核スピンをもつ原子核(1H、13C、19Fなど)を静磁場中に置くと、核スピンによる磁化が生ずる。核スピンに固有の周波数の電磁波を照射すると磁化が運動し、誘導電流が発生するので、これを検出してフーリエ変換し、共鳴周波数のシフトやスペクトルの形状、強度変化などから分子の構造や運動などの情報を得る。

 

特 長

・元素選択性(共鳴周波数は核スピン固有)
・電磁波の位相制御を利用した多様な測定法で分子構造の詳細な解析が可能
・自己拡散係数の標準的な測定法
※感度は低いので測定に時間がかかるのが欠点

仕 様

ECA-500(日本電子)
静磁場強度:11.7 T
1H 共鳴周波数:500 MHz)
RF出力:300 W
・溶液スペクトル測定用プローブ
・自己拡散係数測定用プローブ(パルス磁場勾配強度:最大0. 1 T/m)
・固体高分解能測定用プローブ(標準&F用、試料回転速度:15 kHz )
・固体広幅測定用プローブ(H、D、Pt用)

活用事例

ナフィオン膜の分解生成物の19F-NMRスペクトル